[COSMICworld]

基本的に音楽のことを駄文でつらつら綴るだけです。たまに思ったこととかポロポロと。

かっこいいバンドマンとして、忘れらんねえよ柴田を推薦させてくれ!!

 

みなさんは、"かっこいいバンドマン"と聞くと、誰を思い浮かべますか?

藤原基央川上洋平?椎木知仁?みなさんとてもかっこいですね。え?好みが分かりやすすぎる?塩顔男子最高だろうが!

私は特に藤くんが大好きですね。

 

◯で、結局顔の話か?

いいえ、かっこよさとは顔だけではありません。

今回オススメしたい"かっこいいバンドマン"は、『忘れらんねえよ』の、柴田隆浩さんです。

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「おじさん」「ただの冴えないおじさん」「たんぽぽの川村に似てる」など色々な声が聞こえてきますね。

 

この、顔はお世辞にもイケメンとは言えない、ただの冴えないおじさんっぽい柴田さんを、私はとてもかっこいいと思っています。

今日はその「ダサいかっこいいロック魂」を持つ柴田さんのお話をしたいと思います。

 

忘れらんねえよ  とは

忘れらんねえよ(わすれらんねえよ)は、2008年12月に結成された日本バンドである。「恋や仕事や生活に正々堂々勝負して、負け続ける人たちを全肯定したい」をバンドの方針としている。

メンバー

柴田隆浩(しばた たかひろ)
ボーカルギター担当。熊本県出身。 ほとんどの曲の作詞作曲も手がける。
柴犬を溺愛しており、CDジャケットやグッズに柴犬がたびたび採用される。
自炊にはまっており、自身のInstagramに写真がアップされている。
梅津拓也(うめつ たくや)
ベース担当。山形県長井市出身。作曲編曲も行う。Rickenbacker 4001&4003SとMarshall Super Bassを使用。
2018年5月1日、Zepp Tokyoでのワンマンライブ「サンキュー梅ックス」を以てバンドを脱退。

 

今のところこの2人で成り立っておりますが、上記の通りベースの梅津さんは今年の5月1日をもって、バンドを脱退することになっています。梅津さんの脱退後は柴田さん1人の活動となるようです。

 

私は3人時代から知っているので、これを知った時はとても寂しくなりました。

でも寂しいままでいると柴田さんが悲しむので、もう寂しいとは思わないようにします。

 

◯一体どこがかっこいいの?

まずはこちらの、梅津さん脱退についてのコメントをご覧いただきたい。

 

skream.jp

 

忘れらんねえよから、ベース 梅津拓也が脱退することが発表された。
 
同時に、梅津のラスト・ライヴとなるZepp Tokyoワンマン・ライヴ"サンキュー梅ックス"が5月1日に行われることも明らかになった。3月28日リリースのチャットモンチーのトリビュート・アルバム『CHATMONCHY Tribute ~I Love CHATMONCHY~』への参加と、Zepp Tokyoワンマン・ライヴをもって、梅津の忘れらんねえよとしての活動は終了となる。
 
梅津は今後も音楽活動を続ける予定で、柴田隆浩(Vo/Gt)は忘れらんねえよを続けていくとのこと。
 
またオフィシャル・サイトでは、Zepp Tokyoワンマン・ライヴのチケット先行抽選受付がスタートした。
 

今回の発表について、メンバーからコメントが寄せられている。
  

私、梅津拓也は、5月1日のライブをもって、忘れらんねえよを脱退することとなりました。
 
理由は、活動をしていく中で、自分がこのバンドでできることは全てやりきったと感じたこと、そして、自分自身の人生に悔いが残らないよう、ここから先は自分の意思で音楽を続けていきたいという思いが強くなったからです。
 
忘れらんねえよを応援してくださっている方々には、突然このようなお知らせとなってしまったこと、本当に申し訳なく思っています。
皆さんがライブを楽しんでくれている姿を見て、また、バンドの音楽を聴いて思いを伝えてくれたりすることが何よりも励みになり、ここまで活動を続けることができました。
それ以外に続けられた理由はありません。
 
そして、バンドをサポートしてくださったメンバー・スタッフの皆さま、全国のライブハウスで出会えたバンドの皆さま、お世話になった関係者の方々、忘れらんねえよの活動を通じて出会えたすべての大切な方々に、心から感謝しています。
 
忘れらんねえよを始めて今年で10年、活動を経て人として成長させてもらったのはもちろん、音楽の力で何ができるか、何のために音楽をやるのか、それまで自分の中でぼんやりしていたものがはっきりと見えた気がします。
とても大切なものを教えてもらいました。
本当にありがとうございました。
 
最後に、柴ちゃん
自分一人の音楽人生では到底起こりえないことを経験させてもらいました。
絶対に、人生で一度しかできないことをできたと思ってます。
柴ちゃんがいなかったらできなかった。
本当にありがとう。
 
バンドは続きます。僕たち二人の音楽も、それぞれ続きます。
二人が前に進むために、より純粋に音楽と向き合うために、必要なことだということを理解してもらえたら幸せです。
 
―― 忘れらんねえよ 梅津拓也(Ba)

 
梅津くんから脱退したいという話があったのは、去年の10月でした。理由は、この前のアルバムで忘れらんねえよのベーシストとして全てをやり切れた、やり切ってしまったということ。そして、これからの人生を誰かに頼るのではなく、自分で決めて、自分で責任を取るものにしたいということ。その二つでした。それを聞いたとき、僕はひどく動揺して、梅津くんと離れるなんて不安でさびしくてたまらないと思って、止めました。忘れらんねえよの活動をちょっと抑えてもいいから、ながらでもいいから、なんとか続けてくれないか、もう少し考えてもらえないか、しばらく時間をおいてからまた話し合おうよ、と話しました。
 
でも、そのあとひとりで考えて気付いたんです。俺の言ってること、全然ロックバンドじゃねえよなって。やりたいことだけをやるのが、ロックバンドです。9年前、僕らは虐げられていて、言いたいことも全然言えなくて、やりたいことも全然やれなくて、だから、絶対に誰にも邪魔させない自分たちだけのための場所を作りたくて、忘れらんねえよを始めました。だから梅津くんも僕も、このバンドではやりたいことだけをやらないといけません。梅津くんが新しい人生に向かいたいのであれば、もうひとつの道に光を感じているのだとしたら、そちらに進まないといけません。僕は堂々と、だったら仕方ねえよな!お互い頑張ろうな!って言わないといけません。そうじゃなければ、僕らはロックバンドでなくなってしまうから。
 
それからしばらくたって、最後の話し合いを梅津くんと僕とマネージャーの三人でやりました。覚悟は決まっていました。僕から、それぞれ別の道を歩むべきだよねって話をしました。梅津くんは、そうだねって答えて、それから、「これだけは言おうと思ってたんだけど、自分が野音まで行けるなんて夢にも思ってなかった、柴ちゃんほんとにありがとう」って、泣きながら言ってくれました。つられて僕もマネージャーも泣きました。そしてみんなで、ああ、これからそれぞれの新しい人生が始まるんだねって話して、なんだか晴れやかな気持ちだねって話して、そうやって僕らは、別々の道を歩いていくことを決めました。
 
梅津くん、ありがとう。君が一緒にいてくれたから、この9年間、最高にハチャメチャで、どっきどきで、すばらしい日々を過ごせた。君の新しい人生を応援します。これからも友達でいようね。
 
忘れらんねえよを愛してくれているみんなへ。気にしてくれているみんなへ。いつもありがとう。そしてさびしくさせてごめん。僕はもちろん、忘れらんねえよを続けます。これまで作った歌をまだまだ聴かせたい人がいる、ていうか死ぬまでずっと歌っていたい。新しいメロディと言葉はどんどん溢れてきてて、やべー歌がたくさんできてるから、それをすぐにでも形にして歌いたい。ライブやって、誰かの表情が変わる瞬間を、心が動く瞬間を、この目でもっともっと見たい。なんかもうとにかく、ドキドキしたい。ワクワクしたい。むっちゃ笑いたい。たまに泣きたい。つまり僕にとっての忘れらんねえよは、生きる理由なんです。だから大丈夫、続けます。これからも明るく、おもろく、元気にやっていくよ。
 
というわけで、Zeppで待ってます。それぞれの未来へ旅立つ日です。てか、未来はふっつーに輝いてんじゃないかな。だから明るくいこうぜ。サンキュー梅ックス!
 
―― 忘れらんねえよ 柴田隆浩(Vo/Gt)

こちらを見れば分かるように、柴田さんは「俺はロックンロッカーだ」という思いを、常に持ち続けています。

「ロックバンドだから当たり前だろ」?いやいや、それをそのまま言える人が一体どれくらいいるでしょうか?

 

"ロックバンド"は、基本的にかっこつけてるんです。いや、バンド名に[ ]つけてるって意味じゃなく。

 

もう某[かっこつけてる]バンドのフロントマンを例にあげてしまいますが、奴は炎上芸人です。この言葉がまず炎上しないことを願うばかりですが。

 

「読み方も分からねえのか」「(名古屋事件で荒れてますよ!というファンのコメントに対して)こんなんで荒れるようじゃまだまだや、、、笑くっだらねー」最新版だとf:id:ankomochi0419:20180323201756j:image

(これスクショ取るためにインスタみたらうっかり泣いちゃいそうになりました。ワタリドリ。ご卒業おめでとうございます。)

それはともかく、言い方なんとかならねえかなぁ!?と思いますね。

 

しかし、この柴田さんの文面を見てください。

 梅津くんと離れるなんて不安でさびしくてたまらないと思って、止めました。忘れらんねえよの活動をちょっと抑えてもいいから、ながらでもいいから、なんとか続けてくれないか、もう少し考えてもらえないか、しばらく時間をおいてからまた話し合おうよ、と話しました。
 
でも、そのあとひとりで考えて気付いたんです。俺の言ってること、全然ロックバンドじゃねえよなって。やりたいことだけをやるのが、ロックバンドです。9年前、僕らは虐げられていて、言いたいことも全然言えなくて、やりたいことも全然やれなくて、だから、絶対に誰にも邪魔させない自分たちだけのための場所を作りたくて、忘れらんねえよを始めました。だから梅津くんも僕も、このバンドではやりたいことだけをやらないといけません。梅津くんが新しい人生に向かいたいのであれば、もうひとつの道に光を感じているのだとしたら、そちらに進まないといけません。僕は堂々と、だったら仕方ねえよな!お互い頑張ろうな!って言わないといけません。そうじゃなければ、僕らはロックバンドでなくなってしまうから。

全然かっこつけてねえ。むしろ弱え、ワンパンで沈められるわって思いませんか?

 

これこそが、柴田さん"だけ"が持つ柴田さんだけの「ロックンロッカー」としての強さだと私は思います。

 

上記の[かっこつけたバンド]のように、尖った言い方、変わったことをするのだけがロックではないと思うんですよね。(あくまで私個人の意見です)

ダセエロックがあってもいい。私はそう思います。

(あ、もちろん尖ったロックもあっていいと思います汗)(この言い訳全然ロックじゃないな)

 

某禁断の果実姐さんの有名な言葉を借りると『ロックだとかロックじゃないとか言ってるアンタが1番ロックじゃねえんだよ!』

 そういう事です。

 

ロックンロールとは、ひとつじゃないと。ただし、そのどれもがかっこいい。

かっこいいかっこよさもあれば、ダサいかっこよさがあってもいい。また、ダサいかっこよさは、ダサい自分を認めてくれる。

なにより自分に近いから、共感できる。

 

『ブラジャーのホックを外すときだけ心の中まで見えた気がした』と、『エロサイトの深夜サーバーに負荷がかかってつながらん俺は1人じゃない』だったら、どっちが共感できますか?例え悪いなこれ。

 

◯ダサいけど、しっかり夢を叶えてる

ダサいダサい言うて申し訳ありません。え?「ライブに行きすぎて服買うお金がないからバンドTシャツしか着れんお前がダサいって言うな」? 返す言葉がねえなあ!!!!!

 

そんなことはさておき、柴田さんが音楽をやろうと思ったきっかけはこちらです。

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そしてその時(?)の歌詞がこちら

 爆音でチャットモンチーを聴いた

涙が もう涙がぼろぼろ溢れた

そんなこと ブランキー以来だから

思い切って ファンレター書いた

拝啓、俺のエレキギター

いつか聴いてくれませんか

 

そしてこの、柴田さん曰く「童貞がずっと渡せなくてクシャクシャにしたようなラブレター」は、ついにあのチャットモンチーに受け取ってもらえたのです。

 

3月28日リリースのチャットモンチー トリビュートアルバム『CHATMONCHY Tribute~I Love CHATMONCHY~』に、忘れらんねえよが参加することになりました。

 

この情報を知ったとき、私は感動して泣いてしまいました。

良かった…!良かったよ……ほんとうに良かった。夢はいつか叶うんだ。そう感じました。

 

さらに感動するのが、カバーするのがあの『ハナノユメ』だと言うこと。

ハナノユメがあったから、忘れらんねえよがある。何かジンとくるものがありませんか?

 

◯夢を叶えたあとも、新しい夢を追いかけ続けてる

 

夢を見る人はかっこいいですね。

 

YUKIちゃんは『死ぬまでワクワクしたいわ、死ぬまでドキドキしたいわ』と歌っています。これもまた、夢を追いかけ続けてる人だからこそ書ける歌詞なのだなと思います。

 

しかし夢を見るだけで何も行動を起こしていないどこかの君、お前はダメだ。

 

「夢を諦める」「夢破れる」は、夢に向かって必死に努力した人だけが使える言葉です。夢を見るだけでその実なにもしていない、口先だけで行動しない人に「夢は諦めたよ」なんていうカッコいい言葉は使って欲しくないですね。「夢から覚めた」または「夢から逃げた」にして下さい。私怨。

 

私怨は置いておいて、柴田さんはずっと夢を追いかけ続けています。

 

追っていた夢を手に入れることが出来たら、また新しい夢を作る。

 

そうすることで常に少年のようなキラキラした目で、歌い続けることが出来るのだと私は思います。

 

彼の心はきっとずっと永遠の14歳なのでしょうね。

 

バカみたいな事で騒いで笑って、チャットモンチーを聴いては涙ぐむ。ふとしたことで落ち込んでまた泣く。

 

しかし泣きながらでも必死に夢に食らいつく。

 

はたから見るとかっこよくは見えませんね。

でもそれを隠さないかっこよさがあると思います。

 

◯おわりに

結局かっこいいの?かっこよくないの?という散文乱文でしたが、私はとにかくかっこいいと思います。

がむしゃらに歌ってがむしゃらに走り続ける柴田さんは、きっと夢見るバンドマンの目標になってくれると思います。

 

そして、忘れらんねえよ は、歌もいいですがとにかくライブがすごくいい。

 

この文章で興味持ってくれる方がいるとは到底思えませんが、興味を持った方は是非ライブに足を運んでみてください。

 

きっと、忘れらんねえよな記憶になると思います。

 

サンキューセックス。

そしてサンキュー梅ックス。

お二人のこれまでとこれからを、ずっと見守っています。

 


[PV] CからはじまるABC - 忘れらんねえよ

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【10/5発売】忘れらんねえよ『俺よ届け』(映画「何者」劇中曲)