かっこつけたバンド[Alexandoros]のアルバム傾向と魅力について自分なりの感想を言うよ!
こんばんは。春分の日をいかがお過ごしでしょうか。
私は某3分クッキングでお彼岸のおはぎが紹介されているのを横目に、昨日作ったカレーを食べてました。季節感なんて関係ない、私はいつでもカレーが好きです。
〇そもそも[Alexandros]って?
いや知らんわけないだろ2018年にもなって。いったいどのような生活をしてたら[Alexandros]を知らずに生きていけるんだい?
〇私にとって[Alexandros]はカレーのようなもの
さて、私が[Alexandros]を大好きなことはみなさん知っていると思います。知らない人は覚えてね。
私が[Alexandros]を知ったのは今から6年前、高校3年生になる春くらいだったと思います。
きっかけとしては、それまでPTPやFACTあたりのわりとゴリゴリ系の音楽を聴いてまして、他に良いのないかな~と知恵袋めぐりをしていたときに頻繁に[Champagne]がオススメされていたので、「いっちょ聴いてみますか~!」と思ったのが全てのはじまりです。
初めて聴いたのは『Waitress,Waitress!』のMVでした。
これを見た感想は「ボーカルイケメンやけど曲はよく分からんな~。ボーカルどちゃくそタイプやけど。イケメンやから一応もういっこくらい見ておくか。そんなにハマらんかもしれん。にしてもボーカルタイプやなおい。」でした。
少女漫画でありがちな「何コイツ…!やなやつ!」ですね、第一印象は最悪!みたいなやつです。まあ特に最悪でもやなやつでもなかったんですが。
ところで、YouTubeには関連動画の欄があるのはみなさんご存じでしょうか?
あれとても良いので覚えておいたほうがいいですよ。同じ傾向の曲や、そのアーティストの他の動画に飛べるようになってるんです。便利ですね。
その関連動画から、雰囲気がよさそうな『city』を選びました。
かっけーー!!
え、まずボーカルイケメンやし、曲めっちゃいいやん。
「自分の居場所はここじゃないと思いながら、必死でもがいて戦ってる、自分は本当に自分なのかわからなくなるこの何とも言えない苛立ちや感情!今の私にぴったり!」と当時の私はズッドーンと川上洋平の沼にまんまとはまってしまいました。
その頃の[Champagne]はロキノン好きな人のなかでは有名だけど、一般的には有名ではないような微妙な立ち位置の THEネクストブレイクバンドって感じでした。
そんな彼らも『starrrrrrr』でのMステ出演を皮切りに、着々とファンを集めていき、2014年3月28日に武道館ライブを遂げ、またそれが最初で最後の[Champagne]、改名発表した最初の[Alexandros]ライブになるという伝説のライブになりました。
もちろん私も行きましたよ。特に一緒に行くような友達もいないので一人で。
初めての東京(修学旅行を除く)初めての関東遠征、充電器を忘れたものの「まあ東京にはなんでもあるっしょ」と思って携帯ショップに行ったら「4S用はないですね。他をあたって下さい。」と冷たくあしらわれ、どうしようかなと途方にくれて入ったコンビニに4S用の充電器がありました。
いいですかみなさん、真になんでもあるのはコンビニです。
当時は携帯ショップの店員さんにむかつきましたが、今となっては「ないもの売れんしね、秋葉原いけばあるって教えてくれただけ人情あるよ」とよき思い出の一つとなっています。
ちなみに職場のおじさんに「何しに東京に行ったの?」と聞かれ、「いや~[Champagne]っていうバンドのライブなんですけど…知りませんよねぇ…」と言ったら「うーん知らんなぁ」と言われました。ここ伏線です。
〇そんなことはいいから、アルバムの説明してよ
っか~!!いいやんけ私の自己満ブログなんやから!私の話ききたくないなら貼りつけてるYouTubeのリンクだけ飛べばいいでしょうが!はまってしまえ!!
わたしは音楽が好きなだけで音楽に詳しいわけではないので、どんな曲調で~なになにがエモいとか全然わかりません。なのでまずこの企画自体が無理のある話なんですが、でも言いたい!ので、雰囲気でいいますね。Don't think,FEEL!!!
1.Where's My Potato?
- アーティスト: Champagne
- 出版社/メーカー: RX-RECORDS / UK.PROJECT
- 発売日: 2010/01/20
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(私のポテトはどこですか?知りません。その辺に置きっぱなしにするからでしょ!)
『For Freedom』が代表曲のファーストアルバム。雰囲気としては[Champagne]。
[Alexandros]っぽさがほとんど見えない、かっこつけてるかっこ良さがあるのにどこか乳臭い、青二才という印象です。
そこまでガチャガチャしすぎることもなく、今後が楽しみだな。日本語歌詞もちょこちょこあって非常に聴きやすい、そんな一枚です。
2.I Wanna Go To Hawaii.
- アーティスト: [Champagne]
- 出版社/メーカー: RX-RECORDS/UK.PROJECT
- 発売日: 2011/02/09
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(私も一緒にハワイ行きたいです)
二枚目のアルバムは、恐竜の脚が気になるこちら。
一曲目の『?』からぶっこんでいきます。就職活動をしてたけど、本当に自分がしたいことは他にある。という思いがあふれてますね。全体的に前作より反抗心が強くなりました。生意気な!
反抗心を表すためか、低音もよく響いています。
そのくせ要所要所でしっとりとした曲を入れてきます。やらしいですね~川上洋平のやらしさが出てます。リード曲の『Rocknrolla!』をはじめ、『city』や『Cat2』などライブで盛り上がる曲が意外といっぱい入っているお徳用アルバムです。
個人的にみてほしいMVは『You’re So Sweet & I Love You』のおまけです。
3.Schwarzenegger
(いやもう人物名やんけ)
これはね~、ようやく[Alexandros]が見えてきたって感じがします。
なんとなくですが、このアルバムが一度目のターニングポイントじゃないかなと思います。全体的にすごくかっこいい、ロキノン厨ウケしそう、ここから入った層が結構いるんじゃないかなと思います。私を含めて。
ただ、アルバムを一貫して騒がしいかなという印象。
これまで出した2枚よりは明らかに激しい曲調が多いかなと思います。
でも、肩の力を抜いて!って思ってたら『spy』が入ってきたり、最後は『真夜中』でしんみりする、このアルバムでも洋平さんのいやらしさが出てきます。ほんまにいやらしい奴ですこいつは。何度ギャップで殺されればいいのか。やれやれ。
『Kill Me If You Can』や『kids』『言え』などを筆頭に名曲揃いの一枚です。
4.Me No Do Karate.
(私が初めて行ったワンマンはこのツアーでした。というかライブハウスに初めて行った。)
これはですね~、衝撃でした。前作のアルバムの感覚でアルバム聴き始めたら痛い目みますよ。君らこんなこと出来るん!?すごない!?進化を目の当たりにした!が第一声でした。
まず1曲目の『Rise』で度肝を抜かれて、久しぶりに鳥肌が立ちました。
同時に「やばい…絶対売れる」と思いました。明らかに今までとは違う、進化している、かっこよさがやばい!
そのくせ『Wanna Get Out』や『This is Teenage』あたりではまだ少し泥臭い。最高かよ…。優勝…!そんな一枚です。
こちらにはMステで披露した『Starrrrrrr』と『Kick & Spin』が入っています。ここが第二のターニングポイントだと勝手に思っています。(いやターニングポイント早すぎィ!)
それまで気付かなかった音楽好きの人や、所謂【顔ファン】に危惧するなど、色んな意見と反応が飛び交ってましたが、確実にごっそりとファンを増やしていきましたね。
余談ですが洋平さんはしょっちゅう歌ってる途中にツバを垂らします。それを汚ねえとみるかエロいと捉えるかは、あなたたちの判断に委ねます。
5.ALXD(ヨミ:エーエルエックスディー)
(ファン「なんて読むんですか?」洋平さん「えーえるえっくすでぃーも読めねえのかよ」)
おい、洋平のくせに生意気だぞ。
とうとうアーティスト名が[Alexandros]になりました。でも一応[Champagne]名義最後の曲『Run Away』と『Oblivion』が入っています。この2曲はタイアップ曲で、この曲が発表された辺りでちょっとしたファン論争が起きました。
「最近のシャンペ、ちょっとおとなしいよね」派と「うるせえ!文句言うな!ファンなら全部すきでいろ!」派です。
私はどっちかというと前者派の中間に属していたのですが、別に嫌いなわけではありません。そもそもシャンペが好きだから全部好きなんです。多分Schwarzenegger大好き派が前者なのかなと。
確かに空手の後半部分がおとなしめで、そこからRun Away、さらにOblivionだったので、全体でみるとちょっと続いてたんですよ。Run Awayなんか、演奏が洗練されただけで、歌詞は全然泥臭い。田んぼか?ってくらい泥臭い。
私は、このアルバム聴いたときに、洋平さんすごく歌上手くなったなと思いました。元々下手なわけではないけど、明らかに上手くなったなと。
お姉ちゃんに聴かせても「なんか洋平さん歌上手くなったね」と言ってたので、多分バンド自体が上手くなったというか、綺麗になったんだと思います。なんかみんなシュッとした気もします。
まあこのファン論争はのちに武道館で初披露された『Droshky!』をもって終戦したので、良しとしましょう。
それと、ここが三つ目のターニングポイントで、あの『ワタリドリ』が入っています。
ワタリドリによって音楽が趣味っていう人以外にも[Alexandros]の名が広がっていきましたね。「好きなバンドは?」「ドロスで~」「あ~ワタリドリの人らやんなあ!」
これを待ってた…!今まで「聴いてみるね~」とか「分かんないや」「へ~」だった反応が、「あ、ワタリドリの人らやんなあ!」……うれしい。シンプルに涙。
いつまでたっても破れなかった【ネクストブレイクバンド】の堅い殻をとうとう破った!ついに孵化した!そんなファンの喜びが溢れた一枚です。
ちなみにアルバムの傾向ですが、ワタリドリのていで聴くと、アルバムを通して案外ガヤガヤしてます。でもシュワあたりで思った「肩の力を抜け」感はなく、騒がしくも聴きやすいという印象です。文句なし!!100点!!
先ほどの論争の時にいた前者派は黙るしかありませんね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
6.EXIST!
- アーティスト: [Alexandros],川上洋平,戸田よぺ子
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/11/09
- メディア: CD
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(ドロスになってから先頭だけ大文字だったのが全部大文字になったんだなぁ)
逆にタイアップじゃないのなに…?ワタリドリ効果すげえなあ…。が第一印象でした。
それくらいタイアップ曲の嵐で、CDのシールみて「大きくなったなあ…」としみじみしました。
実はドロスは空手の武道館行ってからワンマン行けてなくて(行かなかったわけじゃないです。仕事の折り合いとか上司が病気したため取れてたチケット譲ったり等)ようやくワンマンに行けたのがこちらのツアーでした。といってもフェスでは毎年見てたので久しぶりって感じでもなかったんですが。そんなことはさておき。
もう大物バンドといっても過言ではないバンドに成長した[Alexandros]。その安心感からか、このアルバムは【川上洋平の好き勝手】みたいな曲が多いです。そのくせま~た『Aoyama』や『Swan』のようなお洒落曲も入ってる。いやら(略)
かといって、やっぱりどこか泥臭くて。あんなにシュっとしたお兄ちゃん達なのに、曲は全然そんなことなくて。
ウケません?あれだけかっこつけてるのに、今でも水面下ではジタバタもがいて足掻いてる。『city』の頃と実は本質は変わってない。
それでも確実に成長していってる。すごいバンドです。
あとこれはすごくじ~んときた話で、冒頭とは違う職場のおじさんにライブ好きがばれて「どんなライブにいくの?」と聞かれたときに、「最近行ったのは[Alexandros]ですね~」と言ったら「あ~!ドコモのな!」って返ってきたんです。うるっとしました。
武道館の時は知らないって言われたのに、今ではおじさんでも知っている。知らない人がほとんどいない、言うならば「BUMPが好き」と言ってるレベルになったんです。
ここまで長かったような、短かったような。ファン論争が起こったり顔ファンに危惧したりしてる間にも、彼らはそんなしょうもないこと気にせず努力して、自分なりの音楽を作っていったんです。それが今の結果になってる。そしてこれからも大きく成長していく。
次回のアルバムが楽しみです。
〇SNSが荒れた名古屋での出来事について
三日三晩憤ったマジで。ダサすぎ。これまで散々かっこいいかっこいい言ってきた私がばかみたいやんけ。そんな低俗バンドに落ちぶれたのかと。お前らいくつやもういい歳して下品なことすんなおい。エロいと下品は違うんじゃふざけんな。こんなことが起こるならもう二度とライブいかん。お前ら【ワタリドリのバンド】から【ブラのバンド】って呼ばれるようになってもいいんか。「これがドロスだから◎」はあ?別にそれがドロスじゃねえだろ馬鹿か頭沸いてんのかカスが。脳みそにピンクのお花しか咲いてねえんか。あ?もう知らんマジで。
ってなってたんですが、一通りプンプンしたらスッキリして「よ~し☆これからもドロスのファンでいるぞ~☆!応援するピョン!」ってなりました。
どこまでファンを対立させれば気が済むのか、罪深いバンドです。
〇おわりに
まだまだ成長し続けるであろう[Alexandros]というバンド。
彼らはきっとこれからも、良い意味で私たちファンを裏切ってくると思います。
それはさながら、チキンカレーを頼んだのにキーマカレーが出てきた。でも美味しいのでOKです!!とでも言うかのように(意味不明)
私にとっては、何回食べても嫌いになれないカレーのような存在の彼ら。
そしてまた、みんなのカレーにもなってほしいと思うのであります。(意味不明)